ごあいさつ

各家庭や学校で、食の大切さや世界の文化にふれたり自然と親しむ心を子どもたちに広めて行く事はとても重要大切だと思いますが、核家族が主流となっている現状、情報収集や手が回らないことが多々あることでしょう。

これからは特に地域をはじめ、様々な横のつながりが必要であると考えます。

サークル活動の一部である自宅ショップ『ピピーズ』ですてきな地域のつながりを広め活躍している方もいらっしゃいますが、今回新たにサークルのブログ『クラブ・ワールドインポートサークル』を開設しました!

商品の売り買いのつながりだけでなく、アイディア料理レシピや子育て、オーガニック製品など、日常生活で活用できる情報を、全国各地にいる会員さん同士が共有できるブログです。

もちろんサークル本部のスタッフも、積極的に参加していろいろな情報提供していきたいと思っています。ブログは、各カテゴリー(オーガニック、クッキング、スイーツ、キッチン、インテリア、食器、ガーデニング、お掃除&洗濯、英会話、育児、ディスカッション)ごとに分かれていますので、ご自分の興味ある分野を見たり情報を投稿したりできます。素朴な疑問や質問等でもいいですし、活用術なども大歓迎です!

私はパン作りが大好きでよく家で焼くのですが、その中で使う強力粉やについて、また、イースト菌と天然酵母の違いについて、少し調べてみたことがあります。その時に、小麦粉がいかに農薬まみれの危険性が大きいかということを気づかされました。少々値段は高いオーガニック製品ですが、有害化学物質がもとで病気になったらもっと高額なお金がかかります。いかに、「知っておく」ことと「選ぶ」ことが重要かということを感じました。オーガニックのブログの記事の一例として、小麦粉や酵母について記載しようと思います。

<小麦粉のお話>

日本では現在、小麦粉の約90%以上を輸入に頼っています。輸入小麦粉は製パン性に優れ風味豊かなパンが作れますが、最近この輸入小麦粉はポストハーベスト(保管、輸送中の害虫発生を防ぐため、収穫後の小麦に混入する殺虫剤)の残留の可能性があり、人体に有害であるという意見もあります。また国産小麦粉でも、無農薬・有機栽培と表示していないものにも残留農薬の心配があります。 この問題を解決する外国産オーガニック小麦粉(無農薬・有機栽培・無ポストハーベスト)が流通していますが、非常に仕入れ価格が高いのと、品種が少ないという欠点もあります。

小麦粉もお米と同じく産地銘柄があり風味や食感に違いがあり、製粉会社がそれらをブレンドして販売しているそうです。おいしいパンは、余計な味付けなどしなくても小麦粉の味だけで十分においしいもの。ごはん好きな日本人の多くが、お米そのものの味やブランド、産地にこだわるように、パンに対しても小麦粉自体のおいしさを追求する楽しみ方があってもいいですね。

<イースト菌と天然酵母のお話>

酵母は植物の一種で「カビ」や「キノコ」と近い仲間であり、同じ真菌類に属している単細胞で下等植物の一種です。一口に酵母と言っても種類も多く地球上の至る所に生息しています。その中で、パン用酵母の代表的なものに「イースト菌」があります。イースト菌は、あらゆる酵母の中からパンの発酵に適したタイプを選び出して純粋培養したもので、短時間で効率のよい発酵を行うことができます。これに対し、ライ麦やブドウなどについている自然の酵母をそのまま育てたものが「天然酵母」で、イースト菌が単一品種の純粋培養であるのに対し、天然酵母は自然状態のままの、多種多様な微生物を含む点が異なります。天然酵母パンの味に少し酸味がある理由は、天然酵母の中に含まれる乳酸菌や酢酸菌の働きによるものだそうです。

「天然酵母」と「イースト菌」という呼び名のイメージから、イースト菌が人工的に化学合成されたものといった印象を受けがちですが、決してそういうわけではありません。「天然酵母」は昔ながらの手間のかかる方法で培養され、「イースト菌」は純粋培養されたという違いだけで、どちらも酵母菌という意味では親戚のようなものなのです。

紛らわしいのは「イーストフード」で、これはイースト菌のことではなく、文字通りイースト菌の餌として使われる食品添加物のことです(おもに食パンなどによく使われます)。イースト菌そのものは酵母ですから決して人体に有害なものではありませんが、これとよく併用されるイーストフードは食品添加物のため、化学合成物質であったり、かつて発がん性が指摘されたものが使われた例などもありますので、気をつけたいものです。

このように、各カテゴリにちなんだものをどんどん好きに掲載していってください。オーガニックの商品ひとつをとっても、世界の食文化が感じられるものをもっと便利においしく活用 することができれば、食の楽しみも広がりますよね。例えば輸入食品の特徴として、ヒヨコ豆やムング豆などの面白い豆類や、粉類、ドライフルーツ、ハーブ&スパイスの品揃えがとっても豊富で、栄養価も高いものがたくさんあります。そんな食材を使ったおすすめ料理やお菓子のレシピ、写真などを、会員さんたちが自由に投稿でき、見られ、役立つブログにしていきたいと思います。

サークルが考える、楽しい地域づくり

アメリカの家庭のように、あれだけ頻繁に家でパーティーを開くには、やはり全体的に日本よりも広いスペースのある家が多い、ということもあるでしょう。しかし、地域全体で子どもたちを犯罪から守ることや、たくさんの親しい人に囲まれて食事をしたりゲームをする楽しさは、世界共通にみんなが持っている気持ちです。日本でも、昭和30年代にあったような、おかあさんが他の子どもを平気で叱ったり、みんなが顔見知りであいさつを交わせるような、そんな地域コミュニティを作ったほうが、楽しいと思いませんか?生きていれば、人と関わる機会はたいていついて回るものです。ならば、思いっきり楽しんで関わったほうが、何十倍も幸せな人生が歩めるのではないでしょうか。かといって、いきなりお隣に醤油や味噌を借りにいったり、一緒にランチをしたりできるわけではありません。何か、関わりがもてるきっかけやアイテムが必要となります。そこで、サークルならではのコミュニティ・アイテム、それが輸入生活雑貨です。例えば、ほんの数種類でも自宅販売をすることにし、ご近所を1件1件回って自宅ショップオープンのご挨拶をします。ちょっと会って話をすると、意外と共通点が見つかるかもしれませんし、新たな趣味が広がっていくかもしれません。何といっても『口コミ』は、一番の宣伝であり情報の宝庫ですから。自宅においてある輸入雑貨を通して、お客さんと様々な国の文化を共感したり、自宅や施設の調理室を借りて、オーガニッククッキング試食会などの企画をして集ってもいいですね。

サークル本部でも、今まで自宅ショップ『ピピーズ』の宣伝は、広告や口コミだけにしていましたが、やはり顔と顔を合わせた交流をまめに行うことで、住んでいて楽しい地域に生まれ変わらせる事ができるのだと思います。今後スタッフ間で、時間を作って一日2~3件ずつでも、ご近所さん周りをしてみようかという計画があります。たくさんのご近所さんと顔見知りになったら、通りで会っても笑顔で挨拶したり畑のトマトなど分けてもらえるような楽しいつきあいが目に浮かび、今からわくわくしてしまいます。安全、安心、快適なまちづくりとは、こういった『人と人とのつながり』からはじまるものなのです。

現在、地域コミュニティ発信地として、ピピーズに参加していただいている方々にも、家庭訪問は是非おすすめです。自宅ショップは、自分の好きな時間にオープン・クローズできるので、自由で無理なくご近所つきあいが広がっていくことでしょう。少し興味がある方は、サークルまでピピーズの資料請求をしてみてください。みなさんのご参加をお待ちしています。

身のまわりにサークルで購入したものが増えました。

ワールドインポートサークルスタッフの皆様、あけましておめでとうございます。今年も輸入雑貨購入のサポートお願い致します。サークル会員になって2年ちょっとになります。身のまわりにサークルで購入したものが増えました。バスルームカップは、洗面所にはなくてはならないものになりましたし、リーデルのワイングラスは、雑誌に載っていた値段とくらべたら、すごーく安いのがわかったし、クリネックスジュニアは、子供連れ外出時ジュースをまいてしまった時、ぐっと多めにつかんでパッと使えるところが、すごーく気に入っています。花粉症なので、量的にもポケットティッシュを持ち歩くのより安心感があります。もう、なくてはならないものになっています。こんな便利なものを教えてくれるサークルに感謝感謝です。この頃、遺伝子組みかえ食品が気になっています。恐牛病も気になるし、輸入食品はサークルの会報でも基準が厳しいとか、オーガニックなど書いてあったけど、上の2つのことは書いてなかったように思うし…。(あったらごめんなさい。)だいじょうぶかなぁ…。今月のフォニックスイングリッシュスクール手頃なねだんでとても喜んでいます。日本のはビデオテープがたくさん、おもちゃがたくさん、ついていて、とても、とても高価で、フォニックス方式は興味があったけれど、手がでませんでした。届くのたのしみにしています。

 サンシャインのバスタブ洗いの柄つきスポンジを探しています。(全長約1m)輸入雑貨店が閉店してしまい、入手できなくなりました。スポンジ部分にうさぎの顔のボール紙でできたカバーがついていましたが、今は捨ててしまってありません。輸入している業者があるはずなのですが、箱もないので、サークルにお願いして見つけたいのです。ハワイのワイケレショッピングセンターに行っても、他のブラシ(サンシャインの)はあっても、私の探しているブラシは見つけられませんでした。妊娠中、一人でバスタブ洗いが楽にできたのも、このブラシのおかげ、なんとか、よろしくお願いします。


(筧やよいさん)

American Country

今、主婦たちの間で大ブームのアメリカンカントリーを、独断と偏見で徹底分析●室内装飾・かわいい花柄が多く、カーテン、壁紙、家具全てにコーディネイトされている。部屋の中がお花畑のようでインナートリップ感覚が落ち着く。●食器・素朴で質感のある陶器製品や、柄が陶器のフォークやスプーン類が多い●家具・モノトーンや原色が無く、ホワイトやアイボリー、又は素材そのままの色が多い●衣服・コットン製品が多い、オーガニック・コットンなど●その他演出する小物□フォトフレーム・エプロン・ポプリ・ジャム・パスタ・バスケット・クッキー・紅茶・缶詰等

食品添加物について

■食品添加物は遠い昔から、食べ物の保存や加工の工夫から生まれました。


たとえば、お肉やお魚を”くんせい”にしたり、”塩づけ”にしたりして、長持ちさせる。それから、植物の実や葉や花を使って、色や香りつけたり・・・。ごはんを黄色くするサフランや、梅干に入れるしその葉なんかも、昔から使われてきました。こんなふうに、食べ物を作ったり、加工したり、保存するときに使う調味料、保存料、着色料などを、まとめて食品添加物といいます。その食品添加物には、植物の実や花などから取り出したものと、化学的に合成されたものがあります。もちろん、食品添加物は、安全と認められたものしか使ってはいけないようになっているんですが、その安全性はどのような基準に基づいて考えられているのでしょうか?又、安全とはここに判断基準や、価値観が相違するということも考慮されているのでしょうか。


●食品衛生法では・・・ 食品添加物とは、食品の製造過程で、または食品の加工や保存の目的で食品に添加、混和などの方法によって使用するものと定義されています。


●食品添加物の分類・・・ わが国では、食品添加物は厚生労働大臣が安全性と有効性を確認して指定した「指定添加物」、天然添加物として使用実績が認められ品目が確定している「既存添加物」、「天然香料」や「一般飲食物添加物」に分類されます。天然香料、一般飲食物添加物をのぞき、今後新たに開発される添加物は、天然や、合成の区別なく指定添加物となります。


指定添加物(351品目)厚生労働大臣が指定した添加物 (天然添加物も含む)/既存添加物(450品目)天然香料 天然添加物 一般飲食添加物


■次のように分類することもできます。


1/自然界にはないもので、化学的に作り出したもの・・・サッカリンナトリウムなど 2/自然界にあるもので、化学的に作り出したもの・・・ビタミンCなど 3/自然界にあるものを、そのまま、または取り出したもの・・・ペクチンなど 4/本来食品であるものが、添加物的に使われることもあるもの・・・エタノール(柿の渋抜き)など


●食品添加物として指定される要件


(1)安全性が実証または確認されるもの(長期的に安全でしょうか?未知の危険は?)(2)使用により消費者に利点を与えるもの(果たして本当に必要でしょうか?)


食品の製造、加工に必要不可欠なもの/食品の栄養価を維持させるもの/腐敗、変質、その他の化学変化などを防ぐもの/食品を美化し、魅力を増すもの/その他、消費者に利点を与えるもの


(3)既に指定されているものと比較して、同等以上か別の効果を発揮するもの


(4)原則として化学分析等により、その添加を確認し得るもの


●使われる食品添加物の例


豆腐を固める/(凝固剤)/塩化マグネシウム、塩化マグネシウム含有物(にがり)


硫酸カルシウム グルコノデルタラクトン


泡立ちを抑える/(消泡剤/シリコーン樹脂 グリセリン脂肪酸エステル


その食品添加物が安全か、どうかということは、具体的に確かめなくてはわかりません。


そこで、ラットやマウスなど、人間と同じほ乳動物を使って、じっさいに試しています。


一度に多くの量を食べさせてみるとか、長期間食べさせたらどうなるかとか・・・こんな動物実験をつうじて、これなら安全という量をはかります。このほか、がんになったりしないか、生まれてくる赤ちゃんに悪くないかなども、動物を使ってチェックします。つまり、食品添加物は、今食べている人たちにも、そして、つぎの世代の子供たちにもまったく影響がないように、こまかく試験されているっていうわけですが、消費者の利点と、メーカーの利益との秤もあるのかもしれません。


●安全性を確認するための主な試験


一般毒性試験/28日間反復投与毒性試験/実験動物に28日間繰り返し与えて生じる毒性を調べる


90日間反復投与毒性試験/実験動物に90日間以上繰り返し与えて生じる毒性を調べる


1年間反復投与毒性試験/実験動物に一年以上の長期間にわたって与えて生じる毒性を調べる


特殊毒性試験/繁殖試験/実験動物に二世代にわたって与え、生殖機能や新生児の生育におよぼす影響を調べる


催奇形性試験/実験動物の妊娠中の母体に与え、胎児の発生、生育におよぼす影響を調べる


発がん性試験/実験動物にほぼ一生涯にわたって与え、発がん性の有無を調べる


抗原性試験/実験動物でアレルギーの有無を調べる


変異原性試験/(発がん性試験の予備試験)/細胞の遺伝子や染色体への影響を調べる


※以上のようなテストを行ってでも、利便性や流通効率、コストメリット等を得る必要性があると判断されていることは確かです。考えさせられます。又、テストは完全でないどころか、化学で知り得ているところはほんの一部であるかもしれないという仮説は間違いでしょうか。


 食品添加物は、ほとんど毎日の食べ物に使われています。一生のあいだ食べつづけても、すこしも害がないのでしょうか。食べ物に使うことのできる添加物の量は、ラットやマウスなどの動物実験で、国際的な機関が無害と確かめた量(無毒性量)の通常1/100の量を、毎日食べつづけても安全な量(1日摂取許容量)とし、さらに、この量よりずっと少なくなるように法律で使い方がきめられています。また、実際には、この量よりもっと少なく使われていて、日本人が1日に食べている加工食品の中にふくまれる自然界にない人工の添加物の量は、およそ0.1グラムでこれなら、安全であるとされています。しかし、後になって、新たな毒性が発見されることも多くあり、そのときには多くのその添加物を摂取している場合もあります。味の素のL−グルタミン酸ナトリウムなどもそうでした。


●食品添加物の使用基準


無毒性量とはラットやマウスなどの実験動物を使って、毎日一定の量の食品添加物を食べさせ、一生食べつづけても「有害な影響が見られない最大の用量」をいいます。 食品添加物の摂取量が無毒性量を超えないように、食品衛生法第7条の規定に基づいて設けられています。添加物の使用基準の定め方には・・・1/使用できる食品の種類の制限 2/食品に対する使用量や使用濃度の制限 3/使用目的についての制限 4/使用方法についての制限など通常これらが必要に応じて組み合わされて定められています。


●1日摂取許容量


無毒性量の通常1/100としてもとめられます。一生食べつづけても安全と認められた量を体重1キログラムあたり1日に何ミリグラムまでとあらわされます。


●安全性の国際的評価


世界的なレベルでは、WHO(世界保健機関)とFAO(国連食糧農業機関)がひとつになって協力しています。世界中からたくさんの科学者が集まって、いろんな国々でおこなわれた研究やデータをもとに、食品添加物の安全性をチェックしたり、安全な食品添加物を広報したりしています。


WHO(世界保健機構)は、健康問題を取り扱う専門機関として国連内に設けられています。世界のすべての人々が最高の健康水準に到達することを目的とする国際的な組織です。また、FAO(国連食糧農業機関)は、世界的な規模での食糧や農産物の生産を通じて、世界の人々の暮らしが豊かになることを目的とする組織ですこのWHOとFAOが協力して設ける国際的な組織のひとつに、JECFA(合同食品添加物専門委員会)があります。この委員会に、各国の専門家が集まって、食品添加物の規格や安全性の試験結果の評価を毎年1回以上おこなっています。


 今では、いろんな加工食品が簡単に手に入り、食卓をにぎわせています。加工食品を食べる前に、どんな食品添加物が使われているのか、原則として表示がしっかりされています。しかし、外食等のレストランでは既に調理された食品を食べるので、一部のレストランをのぞき何が添加されているのかはわかりません。できるだけわかりやすく、くわしく告知するよう工夫されているということですが、その危険性等のデメリットは、自己責任で知識を持つ必要があるのが現状です。例えば、この着色料は発ガン性の危険性が疑われています等と表示すれば、誰も買いませんが、単に、青色○号と表示されているだけなので商品になる訳です。芳香剤等にはもちろん表示する義務はありません。しかし、それを表示するカリフォルニアの今回の商品にはどのような本質が見えてくるでしょうか。ぜひ、皆さんもお考えください。


日本の場合、ど表示はどのようにされているのでしょうか?チェックしてみました。


●使用された食品添加物は名称やわかりやすい簡略名、類別名で表示されています。


例えば、L−アスコルビン酸ナトリウム/ビタミンC、V.C/炭酸水素ナトリウム/重曹/硫酸アルミニウム・カリウム/ミョウバン/ビートレッド/アカビート/野菜色素


●用途名が併記されているものもあります。例/甘味料ー甘味料(サッカリンNa)/着色料ー着色料(アナトー)またはアナトー色素/保存料ー保存料(安息香酸Na)/増粘剤、安定剤、ゲル化剤または糊料ーゲル化剤(ペクチン)、安定剤(CMC)または増粘多糖類/酸化防止剤ー酸化防止剤(エリソルビン酸Na)/発色剤ー発色剤(亜硝酸Na)/漂白剤ー漂白剤(亜硫酸Na)/防かび(防ばい)剤ー防かび剤(OPP)または防ばい剤(OPP)


●同じような用途の成分が入っているものは、一括名としてまとめて、わかりやすく表示します。 例えば、イーストフード/ガムベース/かんすい/酵素/光沢剤 /香料/酸味料/軟化剤/調味料/豆腐用凝固剤 /苦味料/乳化剤/pH調整剤/膨脹剤など  


●食品添加物の表示が免除されるのは、次の場合に限られます。


※加工助剤/加工工程で使用されるが、除去されたり、中和されたり、ほとんど残らないものー活性炭、ヘキサン・カセイソーダ


※キャリーオーバー/原料中には含まれるが、使用した食品には微量で効果がでないものーせんべいに使用されるしょうゆに含まれる保存料


※小包装食品/表示面積が狭く(30cm2以下)、表示が困難なものですべての食品添加物


※バラ売り食品/包装されていないので、表示が困難なものー防かび剤などを除くほとんどの食品添加物


※栄養強化剤(ビタミンD3など)は栄養改善法により表示が行われており、食品衛生法では表示が免除されています。


●食品添加物の種類と用途例


甘味料/食品に甘味を与えるー例/カンゾウ抽出物・サッカリンナトリウム


着色料/食品を着色し、色調を調節するー例/クチナシ黄色素・食用黄色4号


保存料/カビや細菌などの発育を抑制し、食品の保存性をよくし、食中毒を予防するー例/ソルビン酸・しらこたん白抽出物


増粘剤・安定剤・ゲル化剤・糊剤/食品に滑らかな感じや、粘り気を与え、分離を防止し、安定性を向上させるー例/ペクチン・カルボキシメチルセルロース・ナトリウム


酸化防止剤/油脂などの酸化を防ぎ保存性をよくするー例/エルソルビン酸ナトリウム


・ミックスビタミンE


発色剤/ハム・ソーセージの色調・風味を改善するー例/亜硝酸ナトリウム・硝酸ナトリウム


漂白剤/食品を漂白し、白く、きれいにするー例/亜硫酸ナトリウム・次亜硫酸ナトリウム


防かび剤(防ばい剤)/輸入柑橘類等のかびの発生を防止するー例/オルトフェニルフェノール・ジフェニール


イーストフード/パンのイーストの発酵をよくするー例/リン酸三カルシウム・炭酸アンモニウム


ガムベース/チューイングガムの基材に用いるー例/エステルガム・チクル


香料/食品に香りをつけ、おいしさを増すー例/オレンジ香料・バニリン


酸味料/食品に酸味を与えるー例/クエン酸(結晶)・乳酸


調味料/食品にうま味などを与え、味をととのえるー例/L−グルタミン酸ナトリウム


タウリン(抽出物)


豆腐用凝固剤/豆腐を作る時に豆乳を固めるー例/塩化マグネシウム・グルコノデルタラクトン


乳化剤/水と油を均一に混ぜ合わせるー例/グリセリン脂肪酸エステル・植物レシチン


pH調整剤/食品のpHを調節し品質をよくするー例/DL−リンゴ酸・乳酸ナトリウム


かんすい/中華めんの食感、風味を出すー例/炭酸カリウム(無水)・ポリリン酸ナトリウム


膨脹剤/ケーキなどをふっくらさせ、ソフトにするー例/炭酸水素ナトリウム・焼ミョウバン


栄養強化剤/栄養素を強化するー例/ビタミンA・乳酸カルシウム


その他の食品添加物/その他、食品の製造や加工に役立つー例/水酸化ナトリウム・活性炭、液体アミラーゼ


 以上の食品添加物の用途に果たしてどれだけ必要性を感じましたでしょうか?人それどれと思います。消費者の利便性として食品添加物の目的がありますが、私たちは、それだけではないようにも感じます。販売者やメーカー輸入業者、国益など等複雑に絡む意図が見え隠れしています。これは単なる私たちの考えですが、説明責任といわれるメーカーの表示義務は現在どのような危険性が疑われて試験されているか?又、なぜ、この添加物が使用されているか?などに及ぶのではないかと思っています。明確に必要な情報すべてを表示して、それを選択するのは自己責任でということでいいのではと思います。アメリカの牛肉に関しても、どのような部分がどのような検査で輸入され、店頭で明確に詳細に正直に表示することが義務づけられているならば、それでいいのではないでしょうか。そして、その異常プリオンが起こす病気の詳細と、その危険性、未知な部分を販売者は責任を持って告知する義務を持ち、その告知に偽りがあれば未知の部分を含め全責任を負うことにすればとも思います。今回のデオドラントのように、発ガン性物質が含まれていますと表示すれば、もちろんこの商品の売り上げに影響します。国内の商品は表示しません。しかし表示していることによって、自己責任で商品を選択できます。子供のおもちゃ等も口に入れても安全な塗料等が使用されていたり、メーカーは独自に安全基準を設け販売しています。商品への表示は今のところ法律で定められている意外には義務はありません。しかし、そろそろ、多くのメーカーは説明責任を考える時期に来ていると思います。法律によってではなく、本来の商品の目的に沿って、消費者の利便性のみに迎合することなく、一般的な表示というよりも、添加物や化学物質の有害性を広報することが望まれるのではないでしょうか。後は利便性を追求することで、危険をはらむものを選択するかは消費者自身であると思います。究極的なことを言ってしまいますと、入浴剤等は直接皮膚に触れて浸透します。なぜ、化学的な物質が入浴に必要なのか?その選択だと思います。基本的には、オーガニックや有機などメリットのあるものは必ずメーカーは表示します、安心という付加価値で商品が売れるからです。その商品を選択していればほぼ安心です。それ以外は、表示されているいないに関わらず、ほぼ安心ではないということを認識し、生活に潤いを与える、利便性を与えるものが、危険性があるかもしれないと思われる場合のリスクとどう相殺されるのか、個人個人の価値観で判断されるものと考えております。今後もサークルは本来メーカーが行うべき、このような情報の収集と周知を行いますが、国やメーカーの情報量とは比べ物にならないほど微少です。しかし、精一杯勉強して、注意深く観察していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

食品添加物について1


















NOTICE: California has determined that a chemical contained


in this product causes cancer based on tests performed on


laboratory animals.


通知: カリフォルニア州は、動物実験に基づき、この製品が癌を引き起こす化学物質を含んでいることを確定しました。


カリフォルニアは特に食品でなくても、芳香剤などにでも発がん物質などが含まれていることを表示することが義務づけられています。これは、誤って食べたり、なめたりすることが有った場合の危険性を周知するためのもので、日本の場合表示は義務づけられておりません。日本の場合は食品添加物でさえも、どのような危険性があるかなどは表示義務がなく、ただ、しいてい添加物の表示は義務づけられており、消費者各自がその内容の知識を得る必要があります。アメリカの場合は訴訟社会でもあり、発ガン性などの因果関係が明確に動物実験などで証明のための証拠として使用されます。日本の場合は、多くの化学物質に発ガン性が認められていますが、その因果関係は各訴訟によって立証していかなくてはなりません。又、ご存知の通りタバコなどは明確な発がん物質を含んでいるにも関わらず、それ肺に吸い込むものであるのに、発癌物質を含んでいるとの表示はありません。それどころか、まだ、因果関係でさえ不明瞭であるとの立場を取っています。このように、日本とアメリカの場合で比べますと、アメリカの場合は前もって危険性を明確に表示することで、告知責任を果たし、個人の責任で使用することでメーカーの責任を回避するものです。アメリカなどの自己責任意識の文化によるものです。日本の場合は、自己責任を問うよりも、知らずに使っていて、たとえ発がん性があろうとも、その因果関係の立証が困難なため、メーカーはその告知が企業利益とリスクにはかった場合必然性がないということになっています。サークルは食品の場合は、オーガニックと表示し販売します。又、その他の商品の場合も無添加であるとか、同じ意味でのオーガニックやエコ等の表示をして販売します。それ以外の発ガン性や、有害性をすべて表示することは不可能であり、添加されている化学物質自体の表示義務がない場合や、又、それ自体の有害性が確立されていない、または未知、不明瞭である場合等があり、化学アカデミーのような豊富な情報が必要となってきますので、日本の大手食品メーカーや、その他のケミカルメーカー等でも到底行えません。サークルは今後とも引き続き、オーガニックやエコ製品を表示してご紹介していきます。その表示がない製品は、それ以外の一般的な製品とお考えください。ただし、海外は親切に日本では表示しなくてもいいケミカルを表示する場合があります。表示義務があると、隠すことができません。すなわちそれ以外のケミカルは含まれていないともいえます。日本の場合は、表示義務がありません。しかし、含まれていないのとは全く違います。私たちサークルは、賞味期限の表示義務の緩やかな食品が多い、その反面有害物質の表示義務の厳しいアメリカやヨーロッパの製品は、その国の個性であると考えています。その個性を受け入れるか受け入れないかは自由です。しかし、日本と国外の違いを多く知ることで、日本のよさ、その他の国のよさが見えてくると思います。そして、互いに理解し合えるものであると考えています。このように、舟橋さんの全くいわれる通りで、サークルも全く同じ考えです。これから、多くの製品とつきあっていく私たちにとって、その製品が人間にとって、自然にとってどうなのか注意深く考えていくことが大切だと思います。そういう意味では、今回の製品は一つのメッセージになりました。手で触れたら、それを口に持っていかないと考えることができます。そして、日本製の製品の多くももちろんこのような物質を含んでいるかも知れないと考えることもできます。注意深く観察することは、本質を知り、それが本当に必要なのか探るヒントにもなります。今回のデオドラントのようなものは目に入らない、食べない、手に触れない等の注意を促すものでありますが、最も重要な食品添加物については、体に入れることを目的としているものなので、豊富な知識が必要と思います。今回は、この機会に食品添加物について特集を企画しました。

有機農産(ORGANIC オーガニック)食品とは?


 化学肥料を使っていないもの? 化学肥料が少な目のもの? ポストハーベスト農薬なしのもの… 私達が手にする自然食品店で売られている商品、有機農法を行う生産者から産地直送で手に入る野菜や果物など、日本では有機農産と表示されていても、その基準ははっきりしていません。


 近年、食品に含まれる化学物質は、生活や流通、生産効率の合理的を追求する度合いと共に増え続け、人体はもちろんのこと、土壌、河川などに及ぼす影響は計り知れないものがあります。今、口にしている食品に含まれる、化学物質を少しでもなくしていき、そして、いつか本当に安全な食品を手に入れるには、生産者だけでなく、製造、流通まで含めた国内の統一基準を定める必要があるでしょう。


 アメリカにはOCIA(国際有機農作物改良協会)という団体があります。OCIAは、1985年にカナダとアメリカの農民グループが中心となって設立したものです。現在ではOCIAのメンバーは農民だけでなく、食品加工や流通業など、原材料や商品をOCIAから買っている各企業まで拡がり、最終的に消費者の手元に届くまで、食品の安全性を確保しているのです。


 OCIAの基準は、土壌肥よく度の増進や改善のため、一切の化学肥料を使用しないこと、殺虫剤、除草剤は成長期だけでなく種子や苗にも使用しないこと、加工、貯蔵過程で防腐剤や合成保存料殺菌剤を使用しないなど… 細かく基準が設けられ、この基準を守った栽培を3年以上続けたものでないと、OCIAの表示はできなという大変厳しいものです。


 1990年には、アメリカで有機農産国定基準が連邦法として制定され、1993年から実施されています。国定基準として定められたことで、不当表示など、違反者には懲役または罰金刑を科せるなど、大きな影響力を持っています。日本でも国際的に通用する本物の有機食品を供給できる体制作りが、できるだけ早く実施されることを期待したと思います。